懇談会議事録

 

日 時 : 2005年1月27日 午後6時から8

場 所 : 銀杏会館(大阪大学吹田キャンパス構内)レストランミネルバ

出席者 : 笠山宗正、清原達也、佐古田三郎、高橋正紀、田中敏郎、山本一博、渡部健二(以上研究会会員、五十音順)、青木 繁(藤本製薬株式会社)、梅村 勲(田辺製薬株式会社)、大津嘉弘(藤沢薬品工業株式会社)、北川博祟(ファイザー株式会社)、小出 博(エーザイ株式会社)(以上賛助会員、五十音順)

 

議 事

 

1 今後開催予定のセミナーについて

・ 研究会会員 田中敏郎から、325日開催予定のセミナー「慢性関節リウマチ(RA)」についての概要が説明された。具体的には、同病の疫学、治療ガイドライン、分子標的治療(抗TNFα抗体、抗IL−6抗体)、実習内容(患者評価方法)などが説明された。

・ 研究会会員 山本一博から、314-15日開催予定のセミナー「循環器疾患:心不全」についての概要が説明された。具体的には、同病の意義(急性心筋梗塞の死亡率が低下したことで後遺症の心不全が浮上してきた)、臨床現場における問題点(患者の不安定な精神状態、薬物のみでなく服薬や食事など日常生活の重要性、在宅療法中の突然死)、突然死対策としてのACLS実習、患者インタビュー、模擬カンファレンスなどが説明された。

・ 研究会会員 立花 功の代理で清原達也から318日開催予定のセミナー「呼吸器疾患(COPD)」についての概要が説明された。具体的には、同疾患の疫学に基づいて同疾患の重要性が説明され、開催内容として総論・診察実習・画像診断・CT施設見学・カンファレンス・患者インタビュー・呼吸機能検査・総合討論が説明された。

 

2 フリーディスカッション

・ 賛助会員から、2004年夏のセミナーにおける出席者数および開催においての最適人数について質問あり。研究会会員から、「パーキンソン病」の参加者数は10人以上であったこと、開催最少人数は5人としていることが説明された。

・ 研究会会員から、扱う事業の内容に新入社員を対象とした初期研修を加えるべきか質問あり。賛助会員から特に意見出ず。

・ 研究会会員が今後の企画に対する希望を募ったところ、賛助会員から「痴呆」「感染症」に対する希望が挙げられた。その場で検討され、「痴呆」については患者さんの参加が困難という意見が出された。一方、「感染症」セミナーについてはコーディネーターとしてふさわしい大阪大学教員が選定された。

・ 研究会会員から、一般的に会社が病気に関する情報を社員に十分提供しているかどうか質問あり。賛助会員からは、会社からの提供はなく、教科書や文献などを頼りに知識を得るのみであるとの説明があった。これに付随して、賛助会員から2004年夏の講習を受けた社員のエピソードが披露された。具体的には、受講した社員はウイルスの専門家で、講習後に「目からうろこが落ちた。ウイルスしか知らなかったが、講習を受けて患者の立場がよくわかった。」と感想を述べたという。

・ 研究会会員から、患者インタビューが量的に適切であったか質問あり。賛助会員からは、緊張のために十分な話が出来なかったとの説明あり。皆で検討し、インタビュー時間をもっと長く確保すること、リラックスする雰囲気を保つことが必要でありランチョンなどの形式がよいのではないか、などの意見が出た。

・ 研究会会員から、講習の対象疾患として癌を加えるべきか質問あり。皆で検討し、対象が広いこと、患者インタビュー設定が難しいこと、などの問題点が指摘された。

・ 皆で教育の意義を討議し、大学でも企業でも教育が鍵となっているということで、見解の一致が得られた。

・ 賛助会員から、受講者のバックグランドが多様であるためにセミナー運営に支障を来たしていないか質問あり。研究会会員からは、それは確かに事実であるが状況に応じて授業内容の変更が可能であることが説明され、具体的にセミナー中に教育プログラムを修正した事例が紹介された。

・ 研究会会員から、実習に対する賛助会員の希望が聴取された。賛助会員からは、実習に対する高い評価が示された。そして、希望する実習内容として、阪大病院でないと体験できない内容が挙げられた。

・ 研究会会員から、休憩時間が10分間で十分であるかどうか質問あり。賛助会員からは、質問が多いことを考えると十分ではないとの指摘あり。

・ 研究会会員から、宿泊施設として阪大病院および学内宿泊施設(未設置)の提案あり。賛助会員からは、大阪大学へのアクセスが不良であるとの指摘あり。

・ 研究会会員から収益の使用用途として、セミナー運営に必要とされる機材の購入(パソコン・プロジェクター)、SP(模擬患者)研究会への研究助成が説明された。

・ 研究会会員からセミナー費用の設定が適正であるかどうか質問あり。賛助会員からは、値段の引き下げを希望する意見が出された。研究会会員からは、料金を下げて20-30名を対象とするようなコースもあってよい、前例のない企画なのでさまざまな試行をすべきである、との意見が出された。

・ 賛助会員からは、本研究会を普及させる方法として、講習内容のアピールの他に「目からうろこが落ちた」などの感動を発信する方法についての提案あり。

・ 賛助会員からは、創薬にたずさわる研究員だからこそ臨床との接点を持つべきである、との考えが示された。

・ 研究会会員から、セミナーへの参加登録方法としてホームページを利用した登録方法が提案された。

・ 賛助会員からセミナー実施期間の設定方針について問い合わせあり。研究会会員から医学科学生教育の間で行う方針が説明された。